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京神急行電鉄6500系電車紹介細評

▲6501F(6511+6521+6531+6541+6551+6561+6571+6581+6591+6001)
京神急行電鉄6500系電車

6500系電車は、2011年に登場した通勤型電車です。

□車両概要
池崎線・浅草線系統で使用されている7500系電車及び8500系電車の一部を東京線・神奈川線系統へ転籍させる計画があった。その際、運用する車両が不足する事が懸念されていたために、即急に予備車両を準備する事となった。そのため、予備車として増備されたのが6500系電車である。元をただせば国鉄時代に地下鉄直通運用を目的として製造された203系電車だが、それを保有する東日本旅客鉄道で運用を離脱、廃車されはじめていた同車を譲り受けたもの。現在は10連3編成が在籍しており、東京線・神奈川線系統で使用されている。

□運用面
導入当初は、池崎線・浅草線系統の予備車両として準備されていた車両だが、2011年8月中旬より東日本鉄道線との相互直通運転が開始されるのにあわせて、必要になる直通用車両に同車両が充てることになった。それに伴い、当初の予定を変更して東京線・神奈川線系統の車両となり、各編成から2両ずつ車両を外して8両編成にする予定を変更、10両編成のままで運行することとなった。配置当初は、東京線の急行及び快速列車として使用され、通常は8両編成で運行されるが、同車両で運行されていた列車のみ10両編成だったため、運行ダイヤは固定されていた。その後、東日本鉄道との相互直通運転の開始に伴い、東日本鉄道線に乗り入れを開始。本来の使用目的となる京神藤沢と(東日本鉄道線)成田空港を結ぶ、急行・快速列車に使用されることとなった。

しかし、2015年3月31日をもって、東日本鉄道との相互直通運転が廃止された後は、東京・神奈川線の急行運用(主に朝夕ラッシュ時)及び相浦鉄道直通列車の運用及び各駅停車の運用に、同じく東日本鉄道直通列車として導入された6500系電車とともに使用されていたが、2016年3月14日より開始された総馬電鉄線との相互直通運転に伴い、その専用運用に抜擢。再び直通列車専用車両として本領を発揮することとなった。

○使用列車
急行(京神品川〜京神藤沢・三島 *主に朝夕ラッシュ時)
急行(京神品川〜[相浦鉄道剱崎線直通]剱崎)
直通特急(総馬電鉄線成田空港〜京神品川〜京神藤沢):総馬電鉄線との相互直通運転
直通急行(総馬電鉄線成田空港〜京神品川〜京神藤沢):総馬電鉄線との相互直通運転
○過去の使用列車
急行(東日本鉄道線成田空港〜京神品川〜京神藤沢):東日本鉄道線との相互直通運転
快速(東日本鉄道線成田空港〜京神品川〜京神藤沢):東日本鉄道線との相互直通運転


車両性能
種別直流通勤型電車車両
車体寸法(mm)20,000 ×2,800 ×4,086
最高速度110km(営業上は110kmが最高速度)
電気方式直流1500V
保安装置ATC(列車集中制御装置)
制御方式サイリスタチョッパ制御 (CH1A),弱め界磁制御 (CS53A)
ブレーキ方式回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ,手ブレーキ
その他設備座席:ロングシート
行き先表示:幕式表示
営業開始2011年5月20日
車両形式等
編成番号編成
6501(2011年落成)6511+6521+6531+6541+6551+6561+6571+6581+6591+6501
6502(2011年落成)6512+6522+6532+6542+6552+6562+6572+6582+6592+6502
6503(2011年落成)6513+6523+6533+6543+6553+6563+6573+6583+6593+6503
■記事
相互直通廃止後は、東京線・神奈川線系統での運用に就いているが、元々より予備車として導入された車両であり、また車両の老朽化も進行していることも予測されることから、予断を許さない状況であるのは間違いない。しかしながら、総馬電鉄線との相互直通運転開始に伴い、その専用車両へと抜擢されたことから、廃車される心配は軽減された。しかし、今後の老朽化の進行によっては、引退する可能性もないとは言えない。現在は全車両が運用を離脱している。
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