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京神急行電鉄8000系電車細評

▲8101F(8111+8121+8131+8181+8191+8161+8141+8151+8171+8101)

4両編成
6両編成
8両編成
10両編成/旧7000系先頭車連結の10両編成
8000系電車について

□車両概要
8000系電車は、老朽化していた旧形車両を置き換える目的で製造された車両で、以降の京神急行電鉄では標準型と称されるほど、使いやすい車両と評されています。

編成変更の歴史
8000形電車は『使いやすい』という評判の元、後に製造された9000系電車のスタイリッシュ性には劣るものの、人気を二分する車両となっています。その8000系の歴史は編成組換えの歴史でもありました。
デビュー当時、東京線及び神奈川線の区間で各駅停車を主に運用される6両編成(8601F〜8604F)4本及び、快速列車を主に運用される8両編成(8001F〜8008F)の計12編成,計80両が登場した。基本的には朝夕ラッシュ時の運用を優先した車内構成(全車ロングシート)であり、優等列車の運用は考慮されていませんでした。後に6連4本は2階建て車両及び中間電動車ユニット計4両を増結して10両編成となった際に、一部車両は車端部をクロスシートに改造するなど、多少は優等列車っぽくする改造をされています。尚、2010年3月には各停・羽田空港線直通列車用として4連が登場。これによって全種別で当形式があてがわれるようになった。
余談ですが、登場時に6連であった車両のうち2編成(8101F・8102F)は、ステンレス車体及びVVVFインバータ制御装置の採用試験という名目で、7000系電車として製造され、試験を兼ねて営業運転に使用されていた車両でしたが、量産車として8000系の製作が始まると、先頭車を取り替えられて8000系に編入されてしまいました。この旧7000系ステンレス先頭車は以降も大事に保管され、2015年の組換えで日の目を見ることになります。
さて、その2015年4月に行われた編成組換えにより、大きく変化がありました。まずは8101F及び8102Fは先頭車を変更され、旧7000系ステンレス先頭車が8000系に編入の上で連結され、10連2編成のみ先頭車の異なる編成となりました。ここで捻出された先頭車は別の編成組換えに使用されました。デビュー当初は8連であり、9000系10両編成の東日本直通編成化によって余剰となったダブルデッカーを組み込んで10両編成となっていた2本が、大きく作り直されたのです。ダブルデッカーを9000系に返却、中間付随車を編成から抜かれ、代わりに中間電動車ユニットと2両の先頭車を組込み、6両+4両の編成へと分割され、消滅していた6両編成が復活し、各駅停車の運用へと投入されることとなった。

□運用面
運用開始時は8両編成は快速列車,6両編成は各駅停車と運用は分けられていた。しかし、運用変更に伴い6連4本が10両編成となって新たに新設された特急運用(快速の速達運用から変更)に使用されはじめた。8両編成8本は新たに新設された急行及び快速の運用に使用されている。尚、2010年3月から各停列車などへの充当を目的として新たに4両編成が登場したため、各停のほかに羽田空港連絡列車(急行)としても活躍している。2015年より6両編成が復活し、各停などに使用を開始され始めた。複雑怪奇に編成を組み替えられ続けた8000系だが、これによりほぼ定着する模様である。現在では10両編成8本、8両編成6本、6両編成4本、4両編成8本の合計184両が在籍しており、主力車両として君臨し続けている。

□使用列車
特急(京神品川〜京神藤沢〜三島)
急行(京神品川〜京神藤沢〜三島)
急行(京神品川〜羽田空港〜三島)*羽田空港発着
快速(京神品川〜京神藤沢〜三島)
各停(京神品川〜京神藤沢〜三島)

全車が東急車輛製造にて製造されている。
車両性能
種別直流通勤型電車車両
車体寸法(mm)20,000 ×2,950 ×3,980
最高速度120km(営業上は110kmが最高速度)
電気方式直流1500V
保安装置ATC(列車集中制御装置)
制御方式VVVFインバータ(三菱電機製GTO素子,8401〜8404Fのみ東洋電機製IGBT素子)
ブレーキ方式回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
その他設備座席:ロングシート
行き先表示:デジタル表示
営業開始1998年5月18日
車両形式等
編成番号編成
8001F(1997年)8011+8021+8031+8041+8051+8061+8071+8001
8002F(1998年)8012+8022+8032+8042+8052+8062+8072+8002
8003F(1998年)8013+8023+8033+8043+8053+8063+8073+8003
8004F(1998年)8014+8024+8034+8044+8054+8064+8074+8004
8005F(1999年)8015+8025+8035+8045+8055+8065+8075+8005
8006F(1999年)8016+8026+8036+8046+8056+8066+8076+8006
(旧)8601F⇒(新)8101F
(1997年・2008年)
(旧)8611+8621+8631+8641+8051+8601
(新)[8111]+8121+8131+8181+8191+8161+8141+8151+8171+[8101]
(旧)8602F⇒(新)8102F
(1997年・2008年)
(旧)8612+8022+8032+8042+8052+8602
(新)[8112]+8122+8132+8182+8192+8162+8142+8152+8172+[8102]
(旧)8603F⇒(新)8103F
(1998年・2009年)
(旧)8613+8623+8633+8643+8653+8603
(新)8113+8123+8133+8183+8193+8163+8143+8153+8173+8103
(旧)8604F⇒(新)8104F
(1998年・2009年)
(旧)8614+8624+8634+8644+8654+8604
(新)8114+8124+8134+8184+8194+8164+8144+8154+8174+8104
8105F(2008年)8115+8125+8135+8184+8195+8145+8155+8165+8175+8105
8106F(2008年)8116+8126+8136+8186+8196+8146+8156+8166+8176+8106
8107F(2009年)8117+8127+8137+8187+8197+8147+8157+8167+8177+8107
8108F(2009年)8118+8128+8138+8188+8198+8148+8158+8168+8178+8108
8605F(1999年,2015年改造)(8017+8027+8037+8067+8077+8007)8615+8625+8635+8645+8655+8605
8606F(1999年,2015年改造)(8018+8028+8038+8068+8078+8008)8616+8626+8636+8646+8656+8606
8607F(1999年,2015年改造)(旧8111+[8047+8057]+[8048+8058]+旧8101)8617+8627+8637+8647+8657+8607
8608F(1999年,2015年改造)(旧8112+[9141+9151]+[9142+9152]+旧8102)8618+8628+8638+8648+8658+8608
8401F(2010年)8411+8421+8431+8401
8402F(2010年)8412+8422+8432+8402
8403F(2010年)8413+8423+8433+8403
8404F(2010年)8414+8424+8434+8404
8405F(2015年)8415+8425+8435+8405
8406F(2015年)8416+8426+8436+8406
8407F(2015年)8417+8427+8437+8407
8408F(2015年)8418+8428+8438+8408
□記事
2009年3月ダイヤ改正で6両編成で製造された4編成は2階建て車両などを追加で新製して組み込み10両編成化。それに伴って車番及び編成番号が変更されている。
2011年8月20日からの東日本鉄道線との相互直通運転開始に際しては、9000系の編成組み換え・代替中間車の新製によって余剰となったダブルデッカー4両を8007F及び8008Fに各2両ずつ組み込み、10両編成化されていた。
その後、2015年3月で東日本鉄道線との相互直通運転が廃止されると、大幅な編成組換えが実施された。

現8101F及び8102F、8607F及び8608Fは2015年改正で現行編成に組成。8101F及び8102F及び8607F及び8608Fの[]内の車番はいずれも旧車番で、後者2編成は電動車ユニット化改造前の車番となる。
東静高速鉄道11000形電車は、この車両をベースに東静仕様の機器を搭載して一部改良された車両。
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